日進の地理

皆さん、こんにちは!ここでは、さいたま市北区の日進地区や大宮の地理について説明します。

日進地区の地理

日進地区はさいたま市北区の南西部にあり、北区自体はさいたま市の北部にあります。関東ローム層からなる大宮台地の上にあり、日進地区がある場所は大宮台地のなかでも浦和大宮支台に含まれます。

河川を見ると、日進地区内のやや東側、大成町4丁目の西端を切敷川(鴻沼川、鴻沼排水路とも)が流れています。源流はつばさ小学校の南側、線路が交差するあたりで、ほぼ同じ場所を源流とする逆川もあります。近くの河川の多くが北から南に向かって流れているのに対して、逆川は南から北に向かって流れていることからその名がついたといわれています。一方、西側の西区との境には桶川市を源流とする鴨川が流れていて、日進地区付近ではいくつかの支流も合わさり大きな川となります。

鉄道に目を向けると、地区の東端には川越線高崎線新幹線埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)が通っています。これら4路線は大宮駅から並走していますが、大成跨線橋付近で川越線は西へ、高崎線は北北西へ、新幹線とニューシャトルは北北東へ分岐します。西へ分岐した川越線は日進地区内に日進駅を置いています。そのほか、日進地区からは高崎線の宮原駅、ニューシャトルの鉄道博物館(大成)駅加茂宮駅が利用できます。

つづいて、道路を見てみましょう。日進地区の東側には国道17号線(中山道)が通っています。主要幹線の一つで、交通量も多くなっています。西側の西区内には国道17号線のバイパス(新大宮バイパス)が通っています。また、西区の宮前町には国道17号線バイパス、国道16号線、県道216号線(上野さいたま線)などが複雑に入り組むジャンクション、宮前インターチェンジがあります。一方、古くからの道だと、鎌倉街道の一部とされる道が日進駅の西側を通っており、道沿いには日進神社もあります。この道を北へ進むと大宮北高校のあたりに当時の街道と自然を保存している三貫清水緑地があります。ちなみに、日進駅東側の踏切は「上尾街道踏切」、西側の踏切は「上加道踏切」という名前がついています。

気候に目を向けると、冬の最低気温が近隣の地域より低いという特徴があります。そもそも太平洋側に位置する街なので、冬季の降水量が少なく気温が低いのですが、それでもさいたま市より北に位置する自治体より最低気温が低くなっています。2018年1月26日にはさいたま市で最低気温-9.8℃を記録し、これは1978年2月2日の‐8.8℃を抜いて観測史上1位の寒さとなりました。一方、夏は東京都心よりも気温が高くなる傾向にあり、2018年7月23日には最高気温39.3℃を記録しています。2021年の年平均気温は16.0℃です。(※気候はすべてさいたま市のデータです。観測点は桜区のアメダスさいたま観測点です。)

人口はどうでしょう。最新!NISSINで日進地区と定義している日進町1丁目、日進町2丁目、日進町3丁目、大成町4丁目、櫛引町2丁目の人口を合わせると、2022年1月1日時点で42,898人が住んでいます。内訳は日進町1丁目が10,213人、日進町2丁目が15,603人、日進町3丁目が5,695人、櫛引町2丁目が5,044人、大成町4丁目が6,343人となっています。ここ20年で日進町1丁目以外は人口が増加傾向にあります。

以前は畑や水田がほとんどだった日進地区ですが、近年は住宅街がほとんどで、水田は大成町4丁目にわずかに残るのみです。そのほか、畑は点在こそしていますが、かなり少なくなっています。