鉄道博物館に東武亀戸線などで活躍の珍しい車両を期間限定展示へ 東武鉄道8000系8500型の復刻塗装編成

鉄道博物館はきょう、2025年4月5日(土)から期間限定で東武鉄道の8000系8500型8577編成を展示すると発表しました。

東武鉄道8000系は古くから東武鉄道で活躍する通勤型列車で、現在でも東武野田線(東武アーバンパークライン)や支線などで活躍しています。

8577編成は2両編成のワンマン車両で、過去の塗装を模したリバイバルカラーの編成です。東武亀戸線や東武大師線などで活躍していましたが、他線からの転用車両の導入により、活躍の幅を狭めています。

鉄道博物館には本館南側に車両展示スペースがあり、隣接する大宮総合車両センター試運転線とあわせて実際に活躍する車両の展示を行っていましたが、同種の施設である京都鉄道博物館より活用頻度が少ない現状にありました。近年になりようやく活用のペースが上がり、EF65形式電気機関車やEH500形式電気機関車(金太郎)などが期間限定で展示されていましたが、東武鉄道の車両の展示およびJRグループ以外の車両の展示は今回が初めてと思われます。

展示期間は4月5日(土)から5月19日(月)までの約1か月間で、期間中「東武インターテックによるおしごと体験イベント」や東武博物館による講演会、関連するヘッドマークや方向幕の展示などさまざまな催しが行われます。

今回の展示は2023年から連携している東武博物館とのコラボ企画で、東武鉄道株式会社と東武インターテック株式会社の協力を得て開催されます。