
ミュージシャン・実業家の小袋成彬(おぶくろ・なりあき)氏が、2025年5月25日(日)に投開票されるさいたま市長選挙に立候補することを表明しました。
小袋氏は1991年現さいたま市生まれの33歳。立教新座中高から立教大学に進学し、卒業後にレコーディング会社を立ち上げました。2018年には自身もアーティストとしてデビューし、翌年ロンドンに移住。ロンドン在住中には旧大宮図書館のリノベーション事業やさいたま国際芸術祭2023のディレクターなどに応募していました。
昨年末にさいたま市長選出馬の意向を固めた小袋氏は、ことし1月にさいたま市に戻っていて、現在は全国ツアーを開催しています。
小袋氏は「さいたま市のリニューアル」をスローガンに掲げ、行政主導から市民の意見を拾うまちづくりに転換することを目指すとしています。公約のビジョンとして「市民が誇りに思う街」「自然と共に生きる街」「国際的な新都心」の3つを掲げており、それぞれに4つずつ具体的な公約を示しています。
出馬表明の記者会見は2025年3月25日(火)13時からさいたま市南区別所のヘリテイジ浦和別所沼会館で行われ、小袋氏が30分弱、出馬に至る経緯や取り組みたいことなどを説明しました。
一番取り組みたい公約について記者に問われた小袋氏は「公共空間の規制緩和」を挙げました。別所沼公園でラジコンボートを浮かべていた子どもが釣り人に怒られた例を挙げ、遊べる場所の確保をしたいとしています。そのほか、与野中央公園の新アリーナ建設計画問題については、「反対はしないが計画の見直しが必要」との見方を示しています。
さいたま市長選挙は2025年5月25日(日)当開票で、これまで現職で5選を目指す清水勇人市長や元衆議院議員の沢田良氏などが立候補を表明しています。
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