
さいたま市北区盆栽町の盆栽四季の家で2025年8月26日(火)まで、アートイベント「大宮曼荼羅2025」が開催されています。
「大宮曼荼羅」は、障子に張られた和紙にさいたま市内の地名の由来などをプロジェクションマッピングするアート作品で、2023年の「さいたま国際芸術祭2023」で初展示されました。制作は映像作家の坂根大悟さんで、坂根さんは旧大宮市出身です。
坂根さんは「今回の実行委員長の鈴木さんから、さいたま市100人カイギというイベントのときにお声掛けいただき、今回再展示となりました。お気に入りの地名は「砂」です。古い塚を掘れば金砂が得られるという言い伝えがあったようですが、実際には金砂はなかったようです。」と話し、「何か知られていないことを知る・気づくのは、社会参加のきっかけもなります。自分の展示をきっかけに盆栽村なども訪れて欲しいです。展示を様々なことに気づく装置として使って欲しいなと思います。」としました。
知人の紹介で訪れたという30代の男性は「雰囲気が想像と違って圧倒されました。満足です。」と、40代の男性は「展示してある盆栽と映像が「静」と「動」の対比のようになっていて面白かったです。」と話しました。
主催の大宮曼荼羅2025実行委員会で実行委員長を務める鈴木知佐子さんは本展の魅力を、盆栽四季の家という伝統ある建物の中で古い地名を新しい技術で表している点と、和風なもののほかに、中華風・洋風なものや不思議なものもあることだとしています。
会場は土呂駅・大宮公園駅から徒歩10分の盆栽四季の家で、2025年8月26日(火)まで10時~18時の間に開催されています。入場料は300円で、主催は大宮曼荼羅2025実行委員会です。