
【本記事は2026年2月に行われる衆議院選挙の候補者を1人ずつ取り上げるものです。当サイトは特定の政党を支援することはありません。取材の都合上、取り上げる順番は届け出順と異なります】
この日、さいたま新都心駅前で演説をした自民党の井原ゆたか候補は、「地元(与野)出身」であることを大きくアピールしました。
さいたま市議を辞職して挑む初の国政選挙。自身が演説で「100人に聞けば100人が知っていると答える」と評する対立候補に、どれほど迫れるかが注目されます。

2026年2月8日(日)に投開票が予定されている第51回衆議院議員総選挙。従来同様、地区ごとに1人を選出する「小選挙区選挙」と、全国を11ブロックに分けて党名で投票する「比例代表選挙」の併用方式です。
さいたま市大宮区・中央区・北区・西区の選挙区は埼玉5区。見沼区を除く旧大宮市域と、旧与野市域のほぼ全域が選挙区です。
今回は届け出順に中道改革連合のえだの幸男候補、参政党の飯塚けいすけ候補、自由民主党の井原ゆたか候補の3人が立候補しています。
井原候補は与野生まれ与野育ちの43歳新人。麻布中学・高等学校を卒業後、東京大学に進学し、同大の大学院へ進みました。卒業後は東芝ソリューションやトヨタで勤務し、2015年にさいたま市議会議員に初当選。以降3期務めてきました。

井原家といえば、与野に約400年住み続ける地元の名家で、親類が旧与野市長を務めたほか、一族は地場スーパーの与野フードセンター(与野フード・フードガーデン)の経営陣でもあるため、旧与野市域である中央区での知名度は高くなっています。
一方で、選挙区の大部分を占める旧大宮市域での知名度はいまひとつで、苦戦を強いられています。さいたま市議選に2位の候補とほぼダブルスコアでトップ当選した北区の吉田一郎市議(無所属)は、「普段はさいたま市議会で自民党とケンカしている」が「市長提出の議案に賛成せず退出したりもする」独自の政治スタイルを評価するとして、応援に回っています。吉田候補の支援を受け、どこまで認知を図れるかが課題です。

井原候補は自身が理系であることから「科学技術の発展」に力を入れるとするほか、今まで行ってきた与野のまちづくりを受け継ぎ、さいたま市や大宮のまちづくりにも注力するとしています。
井原候補はそのほか、不法滞在の取り締まり強化や外交と防衛の強化も掲げています。
最新の世論調査では、えだの候補を追いかける形となっている井原候補。前任の牧原氏が一度も達成できなかった「小選挙区での勝利」となるか、注目です。