さいたま市内各所で、2024年10月27日(日)に行われる衆議院選挙のポスター掲示板の設置が始まっています。
さいたま市北区は選挙区上は埼玉県第5区に含まれ、前回の選挙では立憲民主党の枝野幸男元代表が当選し、自民党の牧原秀樹現法務大臣が比例復活で当選していました。
今回は前職の2氏のほかに、日本共産党の山本ゆう子氏とれいわ新選組の辻村ちひろ氏の立候補が取り沙汰されており、4氏以上での争いになる可能性があります。
前回の衆院選では枝野氏と牧原氏が僅差で、日付を回るまで当確情報が出ませんでした。選挙の結果を受けて枝野氏は地元での挨拶や演説の回数を大幅に増やしてきましたが、地元のイベントにはほとんど出席している牧原氏をどこまで引き離せるかが大きな課題となっています。
一方の牧原氏は地元での認知度を向上させ、今月発足した石破内閣で法務大臣にも就任しましたが、いわゆる「裏金問題」や、旧統一教会問題などの自民党が抱える問題に立ち向かえるかが課題となっています。裏金問題では自身が無派閥であることをアピールした一方、旧統一教会の集会や会合に複数回参加していたことを明かしており、野党支持者から批判を浴びています。
逆風の吹く自民党と複数の候補がいる野党の間で、票の動きが注目されます。