2022年3月をもって閉館する市民会館おおみやで3月21日、舞台の裏側や機材室を巡るツアーが開催されました。ツアーを開いたのは「ありがとう市民会館おおみや実行委員会(実行委員長=久世晴雅)」で、ジェイコムさいたまが運営を担当し、クラーク記念国際高等学校さいたまキャンパスの生徒らも協力しました。
ツアーは事前応募制で少人数のグループに分かれ行われました。
こちらは大ホール後方の小部屋。ここではピンスポ(ピンスポットライト)の実演がありました。ピンスポとは舞台にいる人物などを照らすライトのことで、少しの振動でも位置がずれてしまうため、扱うのが大変とのことでした。
その部屋の奥には音響機材が置いてある部屋があります。ここでは参加者が実際に機材を操作してアナウンスの体験をしました。
舞台の横には照明機材が置いてある小部屋が。こちらでも3色のライトを組み合わせて様々な色を作る体験が出来ました。
また、舞台上では記念撮影ができたほか、エレベーターマイクの昇降体験もできました。
狭い階段を下りて舞台の下へ行くと、大きな骨組みが。これは全国的にも珍しい回転舞台の土台部分で、現在こそ自動ですが、昔は人力で回していたそうです。
最後に楽屋の見学をして終了。ちなみにこの楽屋はAAAなど有名人も多く使用したそうです。
普段は入れない様々な場所に入れたこの企画。参加者に話を伺いました。
保護者と2人で来場した男の子は「舞台でしゃべるところが緊張した」とのこと。お母さんも「最近大宮に引っ越してきたので様々なことが知れてよかった」と話しました。
吹奏楽部でよくこのホールに来ていたという女の子は「とても楽しかった。形だけでも建物が残ってくれるといいなと思う」と話しました。
参加者を対象に実施したアンケートでは8割が「とても満足」残り2割が「満足」と回答したとのことで、参加者の思い出に残った企画となりました。