ミニコープ櫛引店が特別対策店に指定 ベルク・ヤオコー競争激化の裏で

コープみらいは2022年5月、櫛引町2丁目にあるスーパーマーケット「ミニコープ櫛引店」を特別対策店に指定すると明かしました。特別対策店は「継続的に赤字幅が大きい状態が続く店舗」と定義されており、従来のものに加え追加対策を実施するとのことです。

ミニコープ櫛引店は1988年10月にオープン。陸上自衛隊大宮駐屯地の前という立地から、54坪と狭い売り場でも多くの利用がありました。また、2015年にはホットデリ(揚げ物など)を導入するなど、状況に合わせた改善も行ってきました。

しかし、2016年にベルクさいたま櫛引店が改装。2018年にはイオン大宮店がリフレッシュオープンし競争がさらに激しくなり、ミニコープ櫛引店は2016年をピークに供給高が落ちています。そして今月、ヤオコー大宮櫛引店がオープンし大きな影響を受けるとの予測から特別対策店に指定されました。

ミニコープ櫛引店は「火曜日・日曜日のポイント3倍、ほぺたん支払い5倍」「毎月1回新聞折込によるお買い得セール」など5つの対策を打ち出し、業績の回復に努めていますが、今年度上半期の状況によっては営業終了になる可能性もあるということです。

▲競合店のイオン大宮店とベルクさいたま櫛引店