市民会館おおみやが蘇る!さいたま国際芸術祭2023メイン会場に行ってきた

みなさん、こんにちは! 大宮・日進の地域情報サイト「最新!NISSIN」代表のnorthです。

今回は12月までさいたま市内で行われている「さいたま国際芸術祭2023」についてご紹介します!

さいたま国際芸術祭とは?

「さいたま国際芸術祭」はさいたま市で3年に1回開かれる芸術祭で、「さいたまトリエンナーレ2016」「さいたま国際芸術祭2020」に続き今回が3回目の開催となります!

今回は2022年に閉館した旧市民会館おおみや(さいたま市大宮区下町3丁目)がメイン会場となり、他にも市内各所で展示やイベントが行われます。現代アートチーム「目[mé]」がディレクターを務める今回の芸術祭ですが、テーマは「わたしたち」。「わたしたちの生活や世界を見つめ直す」、そんな機会を目指しているとのことでした。

生まれ変わった市民会館

今回はメイン会場を訪れましたよ。

さて、メイン会場へ行く途中の道をはじめ、市内各所にはこのようなフラッグがかかっています。

私も初めて気づいたのですが、なんとこれ、1枚1枚黄緑の点の位置が違っているんです!

こういう細かな仕掛けは気付くとワクワクしますよね笑

ではメイン会場に行こうと思います!

こちらがメイン会場。大きなモニターが設置されています。奥に見える看板はなんと文字が変わる仕組み! 大ホールで行われるプログラムなどが案内されるようですよ。

チケットを購入して入場します。私は招待券で入場したのですが、通常ですと2000円、さいたま市民は1500円の入場料がかかります。また、高校生以下は無料! そのほか、会期中何度でも入場できる特典付きのフリーパスもあります。

入口を抜けるとまず目に入るのが盆栽の展示。立派な盆栽が不定期に展示されるようです。盆栽は盆栽師の平尾成志(まさし)さんの作品。舎利(シャリ=幹の枯れている部分)が非常に美しいですね!

そして、開館時は使われていなかった外階段を通り3階へ向かいます。

こちらが3階の大きな展示「ポートレイト・プロジェクト」。市民を写した大きな写真が、なんと毎日日替わりで展示されます! 中には小学生のカメラマンが撮影したものも。何度でも訪れたくなりますね笑

たんぽぽの川村エミコさんも「面白い!」と一言。

「窓」で区切られた会場

ひとつ前の写真にも写っていますが、今回の会場は入口が2つありそれぞれが違う動線で同じ場所へ向かえます。2つの動線は完全に区切られており、その境目にあるのがこの「窓」です。

黒いフレームと透明なアクリルで仕切られたこの「窓」は建物中を2つの動線に分けています。ちなみにもう一方の入口から入るとこんな感じ!

また違った見方で作品を捉えることもできますよ。

過去、様々な晴れ舞台やステージを彩ってきた大ホールもこんな感じに。写真側は床がふっかふか! 最初踏み込んだ時落ちるかと思いました笑

大ホールでは定期的に市民団体などによるステージが行われており、訪問日は埼玉大学吹奏楽部の演奏がありました。そのほかにも映画の上映やトークショーも行われる予定で、イベントがない日でもリハーサルの様子などが公開されます!

会場にはこのほかにも多数のアーティストによる作品が展示されているので、ぜひその目でお確かめください!

土日祝限定イベントも!

土日祝日限定でオリジナルグッズを作れるイベントも行われています。トートバッグは2000円ですが、ポーチは300円とリーズナブル。今回はポーチを作ってみました!

今回のシンボルである黄緑の点を好きなところに付けていきます。

5個点をつけて完成! いかがでしょうか笑

おすすめは奇数個らしいですよ。

「SCAPER」も出現

会期中は市内各所に「SCAPER(スケーパー)」が出現しているようです。スケーパーってなんだ?

ディレクターを務める目[mé]は次のように説明しています。

景色を表す「scape」に人・物・動作を示す接尾辞「-er」を加えた造語です。
例えば、白髭を蓄えてベレー帽にパイプをくわえて古いイーゼルを立てて風景画を描いている「絵に描いたような絵描き」や、まるで計算されたかのように「道端で綺麗なグラデーションの順番に並ぶ落ち葉」のように、本当なのか偶然なのか…?見分けがつかないような「虚と実の間の光景」をつくり出す存在です。

つまり、偶然なのか見分けがつかないような「SCAPER」が市内各所に多数仕掛けられているということです。

私も見ました。「絵にかいたような清掃員」、これもおそらく「SCAPER」ですね!

まとめ

3年ぶりに開催されているさいたま国際芸術祭。身近にアートを感じられる貴重な機会ですので、ぜひ皆さんも訪れてみてくださいね! メイン会場に限らず、市内各所にも作品が出現しています。SCAPERとともに探してみるのもいいかもしれませんね。

イベント名さいたま国際芸術祭2023
主催さいたま国際芸術祭実行委員会
会場さいたま市内全域
会期2023年10月7日(土)〜12月10日(日)
ディレクター現代アートチーム 目 [mé]
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